「インプラントオーバーデンチャー」とは、インプラントを用いた義歯(入れ歯)です。歯科用インプラント装置
すべての歯を失った場合に受けられ、顎の骨に2〜4本のインプラントを埋め込み、取り外し式の総入れ歯をつける治療法です。義歯(入れ歯)が動く・外れやすい・しっかり噛めない・痛みがでやすい方や、インプラントをしたいが費用的に少なく抑えたい場合に適しています。

またインプラントをしている方が将来的に介護の必要になった場合でも、上部構造(インプラント上の人工の冠物)を外し、オーバーデンチャーの形に交換することで介護者も口腔内の清掃が容易になります。(歯科説明·実習用模型

インプラントオーバーデンチャーのメリット
・メインテナンスをきちんと行えば、天然歯と同じような噛み合わせの安定性を長期間保つことができます
・天然歯と同じような見栄えや機能性を得ることができます
・顎の骨がやせてなくなるのを防ぐことができます
・義歯(入れ歯)と異なりインプラントでしっかりと固定されるため、ズレることがほとんどなく食事やおしゃべり時にも不快感がなくストレスを感じにくくなります
・通常のインプラント治療と比較すると使用するインプラントの本数が少ないため、費用が抑えられ、外科手術の範囲も最小限となるため、身体への負担が少なくなります。

・患者様自身が自由に取り外しできるためメインテナンスが非常に簡便です
・将来介護が必要になった場合でも通常のインプラントに比べて清掃が簡便です

インプラントオーバーデンチャーのデメリット
・健康保険が適応されないため高額になります(ただし医療費控除は受けられます)
・外科的な手術を受ける必要があり、通常の義歯(入れ歯)治療と比べると費用と身体の負担が大きくなります
・全身的な疾患(重症心臓病・糖尿病・高血圧症・骨粗しょう症)の病状によってはインプラント治療を受けられない場合があります
・インプラントと義歯(入れ歯)それぞれのメインテナンスを家庭内や歯科医院で行う必要があります  


Posted by mariyoko233  at 19:07Comments(0)