2018年05月10日

乳歯の虫歯の治療法

初期の虫歯

初期虫歯においては歯を削る治療を行わないことが多く、基本的には歯のエナメル質の再石灰化を促すためのフッ素塗布や歯科医院でのクリーニング、ブラッシング指導や食生活についての指導を受け、経過観察となります。

乳歯のエナメル質に進行した虫歯

エナメル質まで進行した虫歯は、範囲が広くなければ麻酔をせずに削り、プラスチック材料を埋める方法があります。虫歯が広範囲に渡る場合や、削る治療が行えない場合は、虫歯の表面に虫歯の進行を食い止めるサホライドなどを塗布する場合もあります。

初期虫歯同様に、歯科医院でのクリーニングやフッ素塗布、自宅でのケアや食生活における糖質指導も並行して行うことで、COに戻る場合があります。(歯科 プライヤー

エナメル質の奥(象牙質)まで進行した虫歯

基本的に乳歯の治療において、型をとる治療は行わない歯科医院がほとんどです。乳歯から永久歯に生えかわる時に、乳歯が金属で覆われていると抜けづらく、下から永久歯が生えづらくなるためです。

治療は、虫歯部分を削って、白くて硬いレジンと呼ばれるプラスチック樹脂を入れます。年齢が小さいなど、削る治療が難しい場合は、サホライドと呼ばれる虫歯の進行を食い止める薬を歯の表面に塗ります。(歯科根管機器

神経まで進行した虫歯

神経を治療していく根管治療がメインとなります。しかし乳歯の根っこは時期が来ると溶けてしまうことから、大人の根とは構造が異なるため、難しい治療になります。大人の根管治療同様、根の中を消毒して腫れや痛みが出ないよう様子を見ていくことになります。

神経がなくなった乳歯を身体が異物とみなすと、乳歯がぐらついてしまうことがあります。そうなってしまうと乳歯を残すことは難しく、抜歯しか方法がなくなるケースもあります。
  


Posted by mariyoko233  at 17:09Comments(0)