せっかく矯正治療をしても、元の歯並びに戻っていってしまうケースもあります。歯並びは日々積み重ねられる日常生活の悪い習慣が起因する場合もあるからです。たとえば、頬杖やうつ伏せ寝などは、ブラケット矯正やマウスピース矯正などの矯正治療の何十倍もの力が歯にかかると言われています(タービンハンドピース)。

口呼吸や唇を噛む癖がある方も要注意。唇や舌が歯に与える力のバランスが崩れて、歯並びを悪くする可能性があるからです。悪い習慣を列挙すると、他に、歯の片側での咀嚼、舌を歯の内側に押し付ける癖、爪を噛む癖、指しゃぶりなどが上げられます。

逆に、良い癖や生活習慣を積み重ねることで、歯並びを自分できれいにすることだって、不可能ではありません。歯の位置は、内側から押す舌と外側から押す唇の力のバランスによって決まるといわれ、以下のトレーニングを行うことで、そのバランスを改善し、噛み合わせや歯並びが徐々に改善されるというものです。

その一つがガムを使ったトレーニングです。ガムをよく噛んだ後、それを舌で口蓋の上部に広げます。そして、舌でそのままガムを上顎に押し付けたまま、奥歯を噛んで唾液を飲み込みます(歯科 開口器)。

歯並びを悪くする生活習慣と自分で直す方法


べろ回し法というのもあります。口を閉じた状態で、舌を歯の外側に沿わせてぐるぐる回すというものです。上部の右奥歯から左奥歯に回し、その後、下部の左奥歯から右奥歯へと回します。1周2、3秒で行い、50回、逆回りで50回で1セット。これを、朝昼晩で1セットずつ行うというものです。

唇に重点を置いたトレーニング方法もあります。唇全体を歯で覆うようにくわえ、歯を押さえつけるように唇に力を入れ、最後にパンッと音を立てるように、くわえた唇を開放します。

歯並びを悪くする生活習慣と自分で直す方法


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 子どもの矯正 (2019-08-28 18:25)

Posted by mariyoko233  at 16:12 │Comments(0)歯列矯正

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